雲と富士山

笠雲

 富士山の頂上付近に富士山が笠をかぶったように発生する雲です。
 富士山に発生する雲の中で代表的なものが笠雲とつるし雲です。
 これらの雲は昔から天気予測の目印として言い伝えられてきました。 

「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」「ひとつ笠は雨、二重笠は風雨」など、麓には雲に関係することわざも多く残されています。
 実際、笠雲がかかったあとの天気は、24時間後までに雨となる確率を季節別にみると春秋が約70%、夏は約75%、冬も約70%と、統計的にもかなり信頼性が高いです。